バレエを始めたら、何を目指す?バレエの発表会やバレエ留学についてなど、知っておくと便利な基礎知識。小さなバレリーナたちのための20の質問にお答えします!

憧れのバレエ。バレエを習い始めたら、どんな事が待っているのでしょうか?バレエの発表会とはどんなもの?気になるレオタードや髪形、メイクについてなど、バレエを始めた時に知りたい疑問から、バレエを続けた先にある、バレエ留学やバレエのコンクールについての基礎知識など、20の質問にお答えします。楽しくバレエを習いましょう!


もっと知りたい、楽しいバレエ「バレエを習い始めた時の疑問」にお答えします。  

・バレエの発表会って何をやるの?
・レオタード、髪形、バレエのメイクについて
・もっとバレエが上手くなるために、どうすればいい?
・バレエのコンクールってどんなもの?
・バレエ留学に興味があるけど、どうすればできるの?
・バレエの勉強になるバレエ鑑賞のポイントは?



楽しく、バレエを習おう!

バレエを習い始めて、楽しくお稽古に通うともっと上達したいと思うようになることでしょう。バレエを始めてみたら、気になるいろいろな疑問。バレエの専門雑誌「Clara(クララ)」編集部さんにお話を伺いました。

バレエを習い始めたときに

1.バレエの発表会について

Q.発表会はあるの?バレエの発表会には出た方がいい?

A. どこのお教室でも、基本的に発表会はあります。発表会の参加を強制されることはありませんが、バレエを習っているほとんどの生徒は参加します。舞台に立つことは、バレエの大きな目標のひとつであり、それに向けて、リハーサルを積むことで上達にもつながります。舞台での経験は、代え難い勉強になります。

Q.バレエの発表会ではどんな事をするの?

A. お教室によって内容は違います。全幕作品を上演するところもあれば、先生が振り付ける小品や、ヴァリエーションを披露するところもあります。それぞれのレベルに合わせて作品や役をいただけるので、小さなお子さんでも参加できます。

Q.バレエの発表会は年に何回あるの?

A. 1年に1回というお教室もあれば、大掛かりな作品を上演するお教室などの場合は2年に1回ということもあります。

Q.バレエの発表会、費用はいくら位?衣裳の用意などはどうするの?

A. バレエの発表会で必要になるのは、主に参加費と衣裳代などです。小さな子供のうちは費用が少なめで、年齢が上がって出番が多くなるにしたがって費用も上がっていくことが多いです。衣裳はたいていレンタルで、自前で作ることはありません。

コメント:発表会にかかる費用は、お教室によってかなり幅があります。具体的な費用に関しては、事前に先生に聞いたり、発表会に出たことのある同じお教室の親御さんに聞いておくと安心です。

2.レオタード、髪形、バレエのメイクについて

Q.可愛いレオタードを着てみたいけれど、レッスンではどんなものでもいいの?

A. お教室によって違います。どんなレオタードでも自由に着ていいお教室もあれば、“このクラスは何色”と指定があるお教室もあります。まずは先生に確認して、華美になりすぎずレッスンに支障のない、動きやすいレオタードを選ぶようにしましょう。

Q.衣裳をつけてのレッスンはないの?

A. 基本的に、衣裳を付けてレッスンをすることはありません。発表会の直前のリハーサルや、ゲネプロ(舞台での通し稽古)で衣裳を着て踊ることはあります。

Q.バレエの舞台メイクをしてみたいけれど、機会はあるの?どんなメイク?

A. 発表会に出るときは、舞台メイクで踊ります。バレエ用の舞台メイクは、付けまつげやくっきりとしたアイライン、ノーズシャドウで凹凸をつけたり、舞台の上で映えるように、かなり濃い目にするのが特徴です。メイク道具は、チャコットや三善などの専門店でも販売していて、それと通常のコスメを併せて使う方も多いです。メイクは、役や作品によっても違い、群舞の場合は統一したメイクをする必要があります。

バレエの舞台メイクは特殊なので、発表会の前にお教室で講習会を開いたり、お手伝いの方や先生方がメイクをしてくれるお教室もあります。ある程度大きくなってソロを踊るようになると、自分でメイクをするようになります。

Q.バレエのレッスンをする時におすすめの可愛い髪形はある?

A. レッスンの時の髪型は、シニヨン(まとめ髪)が前提。アレンジで、サイドに編み込みを入れたり、ポニーテールを三つ編みにして、くるくる巻き込むスタイルも人気です。

コメント:『クララ』でも新作のレオタードや人気のデザイン、シニヨンのアレンジ法をご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

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3.バレエが上手くなるには週何回くらいが必要?

Q.バレエを何年習えば、どの程度踊れるようになるなどの基準はあるの?

A. 何歳から始めるかにもよりますが、例えば3歳から始めた場合に7~8年習って小学校の高学年くらいになると、ヴァリエーションやソロの練習ができるようになる人もいます。

Q.週1回では足りない場合は、どのくらい通えばいいの?

A. 小さいうちは週1回でも充分ですが、より上達を望むなら、小学校中学年(3~4年生)頃から週2~3回程度が基準になります。さらにコンクールや留学を目指すようになると週5回~毎日レッスンに通う人もいます。

Q.バレリーナとしてプロになりたい場合は、何歳くらいから意識して練習する?

A. プロを意識して本格的な練習を始めるのは、トウシューズを履けるようになる小学校4年生以降からが多いと思います。トウシューズを履くことで、バレエを続けてプロになりたいと意識するようになる人も多いようです。

コメント:上達の度合いは、人によって違います。プロを目指す場合は、小学生のうちからバレエの基礎をしっかり身に付けておく必要があります。

4.バレエコンクールについて

Q.バレエのコンクールにはどんな種類があるの?

A. コンクールには、さまざまな種類があります。入賞すると海外のバレエ学校の入学許可がもらえたり、スカラシップがもらえるようなコンクールから、だれでも参加できる舞台経験のためのコンクールもあります。

基本的にコンクールはトウシューズを履いて踊るので、参加条件は小学校の高学年以上となることが多いです。最近は、低学年でも出場できるプレコンクールなども増えてきています。

Q.年に何回位バレエコンクールは開催されているの?時期は?

A. 毎月のように、大小さまざまなコンクールが開催されています。特に夏休みの開催が多く、コンクールシーズンになっています。次に冬休み、春休みなどに開催されています。

Q.バレエコンクールなどを目指す場合は、何才くらいから目指すのが適当?

A. コンクールを目指し始める年代で多いのは、小学校4年生くらいからです。お教室の先生から声をかけられたり、先輩方がたくさんコンクールに出ているようなお教室の場合は、生徒の中で参加希望者を募るところもあります。

コメント:コンクールに参加する場合は、先生の許可が必要です。コンクールを目指す際には、まずお教室の先生に相談してみましょう。

5.バレエ留学について

Q.海外へのバレエ留学は、どうすればできるの?

A. バレエ学校に願書を提出して入学試験を受けるほか、コンクールでスカラシップなどをもらって留学したり、バレエ学校側から入学の誘いを受ける場合もあります。入学試験には実技審査が含まれます。最近はコロナ禍によって審査法も変わり、実技審査をオンラインで行っている学校もあります。

Q.たくさんある海外のバレエ学校、どんなバレエ学校があるの?選ぶポイントは?

A. 海外のバレエ学校としては、ロシア、イギリス、フランスなどへのバレエ留学がよく知られていました。昔は情報が少なかったので、先生から勧められたり、知り合いからの情報が主でした。今は、インターネットで色々な情報を得られるので、ヨーロッパのさまざまな国にも留学するようになりました。近年は、ドイツやスイスの学校も人気なようです。

学校の種類としては、バレエ団付属の学校と、国立のコンセルヴァトワールなどがあります。学校によって、クラシックを中心に教えているところもあれば、コンテンポラリーの授業に力を入れている学校もあります。それぞれ特徴が違うので、事前にカリキュラムや環境を確認することが重要です。

Q.バレリーナになるには、バレエ留学は必要?

A. 日本のバレエ団で踊りたい場合は、必ずしも留学は必要ではありません。将来海外のバレエ団で踊りたいと希望する場合には、バレエ留学もいい経験になると思います。現地に行くことでオーディション情報が手に入りやすくなるメリットがありますし、また、バレエに集中しやすい環境が整っています。

Q.バレエ留学はいつから行くのがいい?バレエ留学の費用はどのくらい?

A.バレエ留学としては、高校生くらいで渡航するケースが多いです。バレエ留学にかかる費用は、授業料と生活費、渡航費です。授業料に関しては、スカラシップで免除される場合もあります。留学生が一人暮らしをすることはあまりなく、寮に入る場合は寮費が必要になります。ただ寮は夏休みになると閉まってしまうので、その間は日本に帰国するという人が多いようです。

6.バレエの勉強になる舞台鑑賞は?  

Q.舞台鑑賞をすると、レッスンでは得られないどんな効果があるの?

A. バレエを勉強する上で、舞台鑑賞は重要です。プロの踊りを観ることで、表現力を学ぶことができます。自分が踊る作品について、作品のどの部分を踊っているかなどを知らないと、ストーリーを伝えられません。また、舞台を観ていないと、お客さんがどんな時に感動するのかも分かりません。ぜひ良い舞台をたくさん観て、感情表現を学んでください。

Q.バレエを習っています。バレエの舞台鑑賞のポイントを教えて

A. バレエを習っている方に必ず観て欲しいのが、全幕のバレエ作品です。その際には、主役だけでなく、それ以外のさまざまな役や群舞も意識して観て、作品の全体像を掴むようにしてみてください。最近は、YouTubeでヴァリエーションだけを抜粋して観るという方が増えていますが、それでは作品が伝えている意図や、その役がどうしてそういう表現をしているかなども、わかりません。バレエは総合芸術であり、やはり作品全体を通して学ぶことが大切です。

コメント:クラシック作品はもちろんですが、コンテンポラリー作品やほかの舞台芸術なども観ておくといいと思います。特に、海外のバレエ団はコンテンポラリー作品をレパートリーにしているところが多く、将来海外で踊る場合はコンテンポラリーの知識は必須です。実際に舞台で踊る機会はなくても、コンテンポラリーから学ぶ表現もたくさんあります。感性を磨くためにも、若いうちから幅広い作品に触れると良いと思います。

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光藍社よりコメント:毎年冬に来日公演を行っている「キエフ・バレエ」で、全幕のバレエ名作を観ることが出来ます。バレエに興味を持ったら、まずは基本的なクラシック作品をいくつか鑑賞してみましょう。また、世界で活躍するダンサーが集まるバレエのガラ公演では、クラシック作品とコンテンポラリー作品の両方を楽しめます。

キエフ・バレエ「ドン・キホーテ」
「バレエの美神2021」

インタビュー・文:小野寺悦子(ライター)
お話:クララ編集部 金井彩夏
企画構成・編集:光藍社編集部


バレエ鑑賞をする際にも、バレエを取り巻く身近な環境や、バレエダンサーが育つ最初の過程を知っていると、よりバレエを楽しめるかもしれませんね。今回、バレエを知る#8-9では2回に渡って「子供のバレエ」について特集しました。

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