寺田宜弘 ウクライナ国立バレエ 芸術監督就任インタビュー

寺田宜弘 ウクライナ国立バレエ 芸術監督就任インタビュー

2022年12月6日、寺田宜弘さんがウクライナ国立バレエの芸術監督に、日本人として初めて就任されました。

寺田さんは11歳で単身キエフに渡り、日本人初の旧ソ連国費留学生としてキエフ国立バレエ学校で学び、その後はウクライナ国立バレエへ入団。長年バレエ団のソリストとして多くの舞台に立ち、退団後はキエフ国立バレエ学校の芸術監督を務め、ウクライナのバレエ文化の発展に貢献してきました。また、2003年にはウクライナ功労芸術家、2016年には人民芸術家の称号を与えられています。

光藍社では、芸術監督に就任したばかりの寺田さんに、電話でお話を伺いました!

Q.芸術監督に就任された今、どのような気持ちですか?
A.非常に名誉なことだと感じているのと同時に、責任を感じています。戦争によってバラバラになったバレエ団をもう一度まとめ上げ、ウクライナ国立バレエのレベルをさらに発展させなければならない。戦争で苦しい時期ではありますが、ウクライナ国立バレエのためにも、そして日本のバレエファンの皆様のためにも、絶対に失敗できないミッションを背負ったと思います。今はとにかく、目の前のやるべきことに集中し、前に進んで行くしかないと思っています。

Q.12月17日より開幕いたします、日本公演に向けた意気込みを教えてください。
A.日本の皆様はずっとウクライナ、そしてウクライナ国立バレエのサポートをしてくれています。だからこそ今年7月〜8月に開催した「キエフ・バレエ・ガラ」のツアーが成功したと感じています。今回の来日公演では、オペラ、オーケストラの団員も含めて、劇場一同で日本の皆様に感謝を込めて公演を行いたいと思います。

Q.ドン・キホーテのリハーサルではどのような点を意識して行っていますか?
A.ウクライナ国立バレエで現在上演している、振付家ヴィクトル・リトヴィノフの演出に少しアレンジを加えました。苦しい今だからこそ、キャラクターの演技にユーモアのある仕掛けを追加しています。是非、その辺りにも注目してご覧ください!

Q.芸術監督として、今後はどのようなことをやっていきたいですか?
A.ウクライナでは、しばらくできなかった大掛かりな全幕バレエを3月頃に上演したいと思っています。また、5月には新作の上演を予定しています。世界的に著名な振付家たちに協力を頂き、準備を進めているところです。また、若手の才能を見出し、積極的に活躍の機会を与えたいと思います。


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