2026年の幕開けも、やはりヨハン・シュトラウス2世!2025年は世界中で生誕200周年を祝うイベントが開催されました。特にウィーンでは、国立オペラ劇場をはじめムジークフェライン、コンツェルトハウス、フォルクスオーパーなどで1年を通じて毎週のようにイベントが開催され、著名なオーケストラやアーティストたちによって盛大に生誕200周年が祝われ、幕を閉じました。そして201年目が幕を開けますが、やはりヨハン・シュトラウス2世のウィンナー・ワルツが無ければ始まりません!
大晦日、ウィーン・ホーフブルク宮殿の大舞踏会「ル・グラン・バル」を皮切りに、3月初旬までウィーン市内では数々の舞踏会が開かれます。外は厳しい寒さですが、宮殿の中は暖かい空気と和やかな笑顔、笑顔、また笑顔。男性は燕尾服やタキシード、女性は華やかなロングドレスに身を包み、煌びやかに着飾ります。そして流れる音楽は、ヨハン・シュトラウス2世のウィンナー・ワルツをはじめとしたワルツ、ポルカ、カドリーユ、行進曲。少し堅い格式の中にも、会場は楽しい雰囲気と新年を迎えた喜びにあふれます。
今年もウィンナー・ワルツ・オーケストラが、そんなウィーンの新年の香りと喜びを皆さまにお届けします。25年目を迎えるこの公演、今年はヴァイオリンの名手であるシャンドル・ヤヴォルカイを指揮者に迎え、ヨハン・シュトラウス2世さながらの弾き振りを披露します。お客様を楽しませることが大好きなエンターテイナーでありながら、超絶技巧を駆使したヴァイオリンの腕前は一級品。これまでヴァイオリニストとして何度もウィンナー・ワルツ・オーケストラに参加していた彼が、今年は指揮者としてどんなパフォーマンスをしてくれるのか、ぜひご期待ください!そして、美しい曲に合わせて踊る4人のダンサーは、ワルツでは優雅に舞い、ポルカではリズミカルなステップを踏み、多様な演出で会場を魅了します。もちろん、ソプラノ歌手の美しい歌声も聴きどころです。会場の空気を震わす気高い歌声に聴き入り、気品がありながらもときにはチャーミングに歌う仕草に、お客様は思わず笑顔になることでしょう。そして最後を締めくくるのは、会場全体が手拍子で盛り上がるお決まりの「ラデツキー行進曲」。新年の幕開けにぴったりの、観て楽しい、聴いて楽しい、最高にハッピーなコンサートです。
