オペラ・ヴェルディ歌劇場

オペラ・ヴェルディ歌劇場

近年、ヨーロッパで評価が急上昇している歌劇場がヴェルディ作品を携えて日本初上陸。

観客の心を酔わせて溶かす「ヴェルディのオペラ」。登場人物は、恋の苦しみにおののき、愛の切なさに苦しみ、揺るぎない信念の強さを見せるかと思えば、嫉妬心や虚栄心があからさまになったりする。観客は、オペラの世界にのめり込んで、主人公のアリアに涙し、大合唱で感極まって心を熱くする。ヴェルディのオペラは、人間の奥深いところに潜む感情をえぐり出してみせる「魂の共感」だ。
黒海に注ごうかとするドナウ川の河畔、ブルガリアのルセという人口20万足らずの街にあるオペラ劇場が今、ヨーロッパで注目されている。ドイツ・ゾーリンゲンでの『ナブッコ』公演では、「圧倒される声、目を見張る舞台・・・ 間違いなく最高級の公演と言っていい。印象に残る一夜だった」、オーストリア・ザルツブルクでの『アイーダ』公演では、「いつまでも余韻の残る素晴らしい上演」、またドイツ・ヴォルフスブルクでの『椿姫』公演では、「卓越した歌手、力強い合唱、正確無比な管弦楽・・・ 見ても聴いても実に際立っている」などと評された。他にもフランス、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー・・・ とツアーを行い各地でその実力で人々を唖然とさせているのだ。
これらツアー公演では「オペラ・ヴェルディ歌劇場(The VERDI OPERA RUSE)」の名称を使っている。恒常的に上演している50以上もあるオペラレパートリーの中でもヴェルディの主要作品に重きを置いているからだ。
ブルガリアは古くから声楽の宝庫として知られて合唱も盛んであり、さらにはニコライ・ギャウロフ、ライナ・カバイヴァンスカ、ゲーナ・デミトローヴァ、アンナ・トモワ=シントウなど、名オペラ歌手を数多く輩出してきた国である。もちろん、かれらはこの「オペラ・ヴェルディ歌劇場」の舞台を踏んでいる。歌劇場は、伝統と栄光を受け継ぎながらも、数多くの初演や積極的な海外公演への取り組みを行い、先進的な歌劇場として活躍している。
初来日となるこの歌劇場が、<ヴェルディ・オペラ>に潜む「人間模様と感情の機微」を圧倒的な声と力強いオーケストラでドラマチックに表現してくれるに違いない。

出演予定

  • ナイデン・トドロフ(指揮)

    ナイデン・トドロフ
    (指揮)

  • オグニアン・ドラガノフ(舞台監督)

    オグニアン・ドラガノフ
    (舞台監督)

  • エレーナ・バラモワ(ソプラノ)

    エレーナ・バラモワ
    (ソプラノ)

  • マリア・ツヴェトコワ(ソプラノ)

    マリア・ツヴェトコワ
    (ソプラノ)

  • ダニエル・ダミアノフ(テノール)

    ダニエル・ダミアノフ
    (テノール)

  • ピーター・コストフ(テノール)

    ピーター・コストフ
    (テノール)

  • クルム・ガラボフ(バリトン)

    クルム・ガラボフ
    (バリトン)

  • ヴェンツィスラフ・アナスタッソフ(バリトン)

    ヴェンツィスラフ・
    アナスタッソフ
    (バリトン)

※出演者は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

指揮:ナイデン・トドロフ
演奏:ルセ歌劇場管弦楽団

  • オペラ・ヴェルディ歌劇場

    オペラ・ヴェルディ歌劇場

    ブルガリアの"小さなウィーン"と呼ばれる文化芸術の街ルセの歌劇場。1919年創設ルセ・オペラ・ソサエティの後継として1949年に設立。ブルガリアの最も古い国立文化組織としての歴史をもつ。モーツァルト、ヴェルディ、プッチーニからショスタコーヴィチまで200作品近いレパートリーを有し、ブルガリア初演も多く行っている。ニコライ・ギャウロフ、アンナ・トモワ=シントウ、ライナ・カバイヴァンスカ、ピーター・グロソップ、ウラジーミル・アントラントフ、オルリン・アナスタソフ、ニコラ・ギョゼレフ、エレーナ・ニコライほか数多くの著名歌手が舞台に立った。レオ・ヌッチ、ゲーナ・デミトローヴァ、ミシェル・クライダー、サミュエル・ラメイ、マリオ・マラニーニなどの世界的歌手を迎えたフェスティバル公演も上演。1996年から国立劇場の枠にとらわれずに活動を行うため、フェスティバルやツアー活動時の名称を「オペラ・ヴェルディ歌劇場」として1998年からは世界各国でツアー公演を行う。これまでにイタリア、ドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、ウクライナ、ギリシャ、ベルギー、アメリカほか各国で500回もの公演を行って大成功を収めている。

  • 芸術監督:イヴァン・クルクチエフ

    劇場総裁
    イヴァン・クルクチエフ

    ソフィア国立音楽アカデミーにてオペラ声楽を学ぶ。1984年、エンリコ・カルーソ・テノール・コンクールにて優秀賞を受賞。功績が認められ、1994年、ブルガリア国立ルセ歌劇場の総裁に就任。ヨーロッパ各国やアメリカなど世界各国へのツアー公演を果たし注目を得る。1998年からは劇場の海外ツアー時の名称をオペラ・ヴェルディ歌劇場と改め、総裁兼芸術監督として500を超える海外公演を成功させている。

作品紹介

  • ヴェルディオペラ 後期集大成祖国への思いと、一途な愛が生む悲劇。囚われの王女アイーダが選ぶ儚くも壮大な愛を描く。アイーダ作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ/台本:アントニオ・ギスラシォー
    全4幕 イタリア語上演・日本語字幕付

    「私は敵国の若き将軍を愛してしまった」
    ファラオ(王)が世を治める古代エジプト。隣国エチオピアの王女アイーダは捕われてエジプトの奴隷となっていた。そんな彼女を愛するエジプトの若き将軍ラダメス。しかし、エジプト王女アムネリスもまた彼に思いを寄せていた。新たなエチオピア討伐が行われ、功勲をあげて来たラダメスは王の後継者として王女アムネリスを妻にすることを命じられるが、ラダメスの心はなおアイーダにあった。ラダメスは討伐で捕らえたアイーダの父とアイーダが逃げる手助けをしてしまう。裏切り者となったラダメスは牢獄へ。王女アムネリスは自分を選ぶことで助命を図るが、ラダメスはアイーダとの愛を貫くため拒否する。暗黒の墓穴に導かれたラダメスは、その片隅にアイーダがいることに気づく。アイーダもまた愛を貫くために舞い戻ったのだった。

    アイーダ
  • ヴェルディオペラ 中期代表作パリの高級娼婦が捧げる、真実の愛と犠牲。世界中で最も知られたヴェルディの最高傑作オペラ!椿姫作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ/台本:フランチェスコ・マリアピーヴ
    全3幕 イタリア語上演・日本語字幕付

    「私は純粋な愛に初めて出会った」
    19世紀半ばのパリ。夜な夜な、享楽の世界に身を委ねるだけの高級娼婦ヴィオレッタ。今夜も客間では酒と踊りと嬌声に満ちた夜会が開かれていた。その場で彼女は青年貴族アルフレードを紹介される。他の男たちとは全く違う純粋なアルフレードに強く惹かれたヴィオレッタは胸につけた椿の花を彼に渡して心の内を表現する。快楽の日々と決別し、パリ近郊の田舎家で暮らし始めた二人。そこにアルフレードの父が現われ、ヴィオレッタに身を引くよう説得する。享楽の世界に戻ったヴィオレッタと再び出会うアルフレード。彼女の心の奥底を理解しきれないアルフレードだったが、数ヶ月後、父の許しももらい、彼女のもとに駆けつけ誤解は氷解するものの、時既に遅く、ヴィオレッタは胸を病み死は間近に迫っていた。

    椿姫
  • ヴェルディオペラ 初期傑作欲望に駆られた人間の織り成す歴史スペクタクル。歌劇王ヴェルディの出世作!ナブッコ作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ/台本:デミストークレ・ソレーラ
    全4幕 イタリア語上演・日本語字幕付

    「私は争いの愚かさと愛の崇高さを知った」
    紀元前580年頃、反目しあうエルサレムとバビロニア。バビロニア王ナブッコは捕虜となっている娘フェネーナを奪還するためにイスラエルに攻め入り神殿を焼き払う。しかし、娘は改宗をしてまでも敵国エルサレム王の甥イズマエーレと心を通わせていた。一方、ナブッコのもう一人の娘で野心家のアビガイッレもまたイズマエーレを慕っていた。そして、策略を巡らせナブッコの王位を奪い、フェネーナを抹殺しようとする。幽閉され一時の病いから回復したナブッコは陣営を立て直し、王位奪還を目指す。同時に不毛な戦争に気づき、イスラエルからの捕虜たちを祖国で新たな神殿を作るよう解放する。孤立したアビガイッレは毒をあおり、フェネーナに許しを請う。ナブッコは両陣営から「王の中の王」と讃えられる。

    ナブッコ
チケット払い戻しのご案内

公演日程/上演演目

[ご注意とお願い]

  • ●会場内における飲食、喫煙はご遠慮ください。
  • ●写真撮影、録画、録音等は一切禁止させて頂きます。
  • ●未就学児のご入場はご遠慮ください。
  • ●開演後のご入場は制限させて頂く場合がございます。
11/23(水・祝)
14:00開演
(13:30開場)
会場 東京文化会館 発売日
4/15
演目 アイーダ
席種 S席 18,000円
A席 15,000円
B席 12,000円
C席 9,000円
D席 7,000円
情報 上演時間:約3時間休憩あり
11/26(土)
14:00開演
(13:30開場)
会場 東京文化会館 発売日
4/15
演目 ナブッコ
席種 S席 18,000円
A席 15,000円
B席 12,000円
C席 9,000円
D席 7,000円
情報 上演時間:約2時間30分休憩あり
11/27(日)
16:00開演
(15:30開場)
会場 東京文化会館 発売日
4/15
演目 椿姫
席種 S席 18,000円
A席 15,000円
B席 12,000円
C席 9,000円
D席 7,000円
情報 上演時間:約3時間休憩あり
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全国日程はこちら
日時 公演会場/地域/演目 問い合わせ先 発売日
11/23(水・祝)
14:00開演
東京文化会館
(東京都)
アイーダ

光藍社チケットセンター

050-3776-6184

4/15
11/26(土)
14:00開演
東京文化会館
(東京都)
ナブッコ

光藍社チケットセンター

050-3776-6184

4/15
11/27(日)
16:00開演
東京文化会館
(東京都)
椿姫

光藍社チケットセンター

050-3776-6184

4/15
11/29(火)
18:30開演
鹿児島市民文化ホール
(鹿児島県)
椿姫

ROONクラシックの会

099-223-8426

未定
11/30(水)
18:30開演
佐賀市文化会館
(佐賀県)
椿姫

ROON

0952-26-2361

未定
12/2(金)
18:30開演
岡山シンフォニーホール
(岡山県)
アイーダ

岡山音協

086-224-6066

8/19
12/3(土)
15:00開演
兵庫県立芸術文化センター
(兵庫県)
椿姫

ABCチケットインフォメーション

06-6453-6000

6/12
12/4(日)
16:00開演
愛知県芸術劇場大ホール
(愛知県)
ナブッコ

中京テレビ事業

052-957-3333

未定