日本でも大ヒットを記録した映画『ブラック・スワン』で、アカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンのダンス・ダブルを務めたサラ・レインが、銀幕を抜け出し日本のお客様の前に登場！
世界中のスター・ダンサーが集うアメリカン・バレエ・シアター(ABT)で、小柄ながらも天性の華と可憐な踊りで人気を博し、2017年プリンシパルへ昇格。2020年に退団後は、フリーのダンサーとして国際的に活動している。ハーバードビジネスコースを卒業し、現在は芸術学の学位取得を目指す知性派な一面も持ち、ジャイロキネシスのトレーナーや栄養士の資格も取得するなど、自身の成長のため、情熱や好奇心を絶やさない。
スクリーンで垣間見たサラ・レインのオデット/オディールを、全幕で観ることができる貴重な機会をお見逃しなく！

2021-22シーズンで舞踊生活20周年を迎えた加治屋百合子は、10歳で中国のエリート集団の中へ単身バレエ留学、若手の登竜門といわれるローザンヌ国際コンクールで入賞、世界最高峰のバレエ団であるアメリカン・バレエ・シアター（ABT）に入団し、未来のプリマを目指す子どもたちに夢を与えてきた存在だ。2020年コロナ禍では、日本人アーティストを支援する【Hearts for Artists】を立ち上げ、その活動と国際的なキャリアが評価され、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。
今回の来日公演『白鳥の湖』では4公演中2公演で主演予定。清純で優雅な白鳥オデットと、妖艶な黒鳥オディールを全幕で日本初披露する。精緻なテクニックと細やかな感情表現、華やかな存在感を併せ持つ加治屋百合子の舞に期待が膨らむ！

2022‐2023シーズンより、プリンシパル・ダンサーとしてヒューストン・バレエに加わるベッケイン・シスク。バレエ・ウエストのプリンシパルとして活躍する一方、国内外でゲストダンサーとしての出演も多く、確かなテクニックに加え、音楽と遊んでいるかのような音楽性豊かな踊りは、各地で絶賛されている。チャーミングな容姿も魅力のひとつで、アメリカで放送されているリアリティ番組への出演やメキシコ版VOGUEにも取り上げられた経験を持つ。今回が初来日となるが、公私共にパートナーであるチェイス・オコーネルと織りなす、オデットと王子の愛の物語に心がときめくこと間違いなし！

芸術監督ウェルチが最も信頼を置き、バレエ団を代表するダンサーであるコナー・ウォルシュ。2004年に入団し、ソリストを経て、2007年にプリンシパルにスピード昇格した才能の持ち主。高い身体能力を兼ね備え、舞台上では力強く、優雅。テクニックは完璧に近く、古典作品の王子役から、『真夏の夜の夢』のいたずら好きなパック役までいとも簡単に踊りこなすことができる。まさにオールラウンドなダンサーで、「ほとんどのダンサーが10年かかることを、3年で成し遂げた逸材」として評価されている。近年は指導や振付の分野にも関わり、新たな才能を発揮。今回は加治屋百合子と共に2公演で主演し、ヒューストン・バレエ生え抜きの看板ダンサーとしての実力を存分に見せつけてくれるだろう！

2016年よりヒューストン・バレエのプリンシパルを務め、古典から現代作品まで多彩なレパートリーを持つ男性ダンサーのエース、吉山シャール ルイ・アンドレ。イングリッシュ・ナショナル・バレエ、ヒューストン・バレエの名門アカデミーで研鑽を積み、2007年のローザンヌ国際バレエ・コンクールおよびユース・アメリカ・グランプリの両方でコンテンポラリー賞を受賞した実力の持ち主。ダイナミックで研ぎ澄まされた踊り、高い演技力は現地ヒューストンのみならず、ニューヨーク・タイムズ紙でも高い評価を得ている。2017年の『うたかたの恋(マイヤリング)』のヒューストン・バレエでの初演の際には､難役とされるルドルフ役に日本人として初めて選出され絶賛を浴びた｡日本では2019年「NHKバレエの饗宴」への出演で話題となった。
ヒューストン・バレエ一筋に14年のキャリアを積んできた吉山が、ついに所属カンパニーと共に凱旋を果たす。故郷日本で魅せる待望のステージに注目が集まっている！

2022‐2023シーズンより、プリンシパル・ダンサーとしてヒューストン・バレエに加わるチェイス・オコーネル。わずか2歳でバレエを始め、その才能を見込まれ、ワシントンのキーロフ・アカデミー・オブ・バレエ、英国ロイヤル・バレエ・スクールに奨学生として在籍。2013年に、男子フィギュア五輪金メダリストのネイサン・チェンが子役として出演していたことで話題のバレエ・ウエストへ入団し、2016年以降はプリンシパルを務める。長身でエレガント、包み込むような優しい雰囲気をまとい、パートナーをより輝かせるサポートにも定評がある。今回は公私共にパートナーであるベッケイン・シスクと共演。息の合ったパートナリングから目が離せない！