オー・ソレ・ミオ

オー・ソレ・ミオ 素晴らしきナポリ音楽とカンツォーネ

本公演は2015年7月16日から7月20日まで開催しました。

時に晴れやかに、時に切なく。誰もが愛してやまない「ナポリ音楽」のすべて。
聴いて、見て、心躍るステージがここにある。

 緩く湾曲を描く海岸線、いっぱいに広がる光輝く地中海、そして目を遠くに向ければ2千年前にポンペイの街を一瞬にして埋没させたヴェスヴィオ火山の勇姿。街角のリストランテで、ワインを横に、マルゲリータ・ピッツァをほおばり、ドルチェには名物のババやスフォリアテッレ。ここは、燦々と降り注ぐ太陽光線の下、明るく賑やかな庶民の声が行き交う街、イタリア・ナポリ。そうだ!この街には、もっと大切なものがあった!歌と音楽だ。
 音楽が持つ「歓び」、「愛」そして「力」を楽しく聴かせるイタリア・ナポリターナ楽団がやってくる。2年ぶり6回目の来日だ。メンバーを率いるのはクラシック界の名物指揮者サンドロ・クトゥレーロ。聴衆の満足を第一に考える評判の男だ。
 ナポリはローマ帝国時代からの港湾都市。古くは船乗りたちが波止場にたむろし身体を休め、太陽と海に包まれて自然と自己流の歌を口ずさんだという。今では、大型客船が立寄り、これまたカンツォーネ・ナポレターナ(ナポリ語の大衆歌謡曲)が船内に流れる。
 波止場地区ボルゴ・サンタ・ルチアの美しさを歌った『サンタ・ルチア』、"夜になっても君は僕の太陽だ"と歌う『オー・ソレ・ミオ』、情感溢れる恋の歌『カタリ・カタリ』など、私たちが「ナポリ民謡」と称する音楽は、おおむねここ100 年の作品だが、「ナポリ、地中海、太陽、人間味」を感じさせる音楽として世界中の人々から愛唱・愛聴され続けている。
 指揮者クトゥレーロは穏やかな風貌から想像しにくいが、音楽に対する態度は真摯そのもの。文献をあさり、音楽の中に隠されたエスプリを見いだそうとする。今回も、私たちがよく知る「ナポリ民謡」を聴かせるだけでなく、南イタリア独特の楽器での演奏や、同行するダンサーによる「タランテッラ」などナポリの民族舞踊で視覚からも楽しませてくれる。いわば、「ミニ南イタリア音楽史」と呼べるステージなのだ。
 誰もを元気づける「ナポリ民謡」。東日本大震災があった2011年には、多くの内外のアーティストが公演を延期する中、サンドロ・クトゥレーロとイタリア・ナポリターナ楽団は敢然と来日し、沈みがちな日本全国の音楽愛好家を、その音楽で勇気づけてくれたことを思い出す。彼らこそ、音楽がつくる「歓び・愛・力」を信じている仲間たちなのだ!

予定プログラム

帰れソレントへ
サンタ・ルチア
フニクリ・フニクラ
コレングラート
オー・ソレ・ミオ
カタリ・カタリ
マッティナータ(朝の歌)
忘れな草

ほか多数

  • ※曲目が変更になる場合がございます、予めご了承ください。

出演予定

  • サンドロ・クトゥレーロ

    サンドロ・クトゥレーロ(指揮)

    1961 年イタリア生まれ。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業後、ウィーンに留学し、指揮・ピアノ・作曲を学ぶ。ウィーンに本拠地を置き、祖国イタリアほかヨーロッパ各地で精力的に活動中。海外からの招待も数多く、1998 年5 月には、オーストリアとイタリアから優れた芸術家に贈られる文化勲章が授与された。人気の高いウィンナー・ワルツ・オーケストラの指揮者としても有名。

  • パオラ・サントゥッチ

    パオラ・サントゥッチ(ソプラノ)

    ナポリ生まれ。ジュゼッペ・マルトゥッチ音楽院、及びシエナのキジアーナ音楽院を優秀な成績で卒業。在学中ポジオリ国際コンクールで準優勝に輝く。2006年、第12 回フランチェスコ・アルバネーゼコンクールで最優秀賞受賞。同年、マッティア・バッティスティーニ国際コンクール入賞。ローマにてヴェルディの「リゴレット」で初舞台を踏む。現在はイタリアのオペラで活躍している。

  • エマニュエーレ・ジャンニーノ

    エマニュエーレ・ジャンニーノ(テノール)

    南イタリア、シチリア島のメッシーナ音楽院卒業。演技力を持つオペラ歌手を発掘することで知られるスポレート国際コンクールなどの入賞(1987)を経て、ロッシーニ『アルジェのイタリア女』とベルリーニ『夢遊病の女』でデビュー。その後、役どころを的確に表現できるテノール歌手として、今日までミラノ・スカラ座、フェニーチェ歌劇場、パリ・オペラ座、リセウ劇場、ドレスデン国立歌劇場などヨーロッパの名だたる歌劇場に出演してきている。イタリア、フランス、ドイツのオペラ作品だけでなく、宗教音楽、ベートーヴェンの『第九』など幅広いレパートリーを持ち、2007 年からは北イタリアのウーディネ音楽院の教壇に立って後進の指導にもあたっている。また、数多くの録音を行っている。

  • ※出演者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
  • Orchestra Italiana Napoletanaイタリア・ナポリターナ楽団

    イタリア・ナポリターナ楽団

    今や日本でもすっかりお馴染みとなったサンドロ・クトゥレーロが、こよなく愛するナポリ音楽とカンツォーネを演奏するために結成されたオーケストラ。南イタリア生まれの彼らしく、情緒豊かな演奏とエンターテイメント性を盛り込んだコンサートをモットーとしている。オーケストラ的な編成で音の厚みを重視しながらも、ナポリ音楽の特色を出すスタイルは特徴的で、ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ホルン、打楽器等の通常の編成に加え、マンドリン、アコーディオン、ギター等多様な楽器が登場する。歌手は男女1 名ずつで、ナポリ音楽の特色を熟知している歌手である。

公演日程

[ご注意とお願い]

  • ●都合により曲目、出演者等が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
  • ●会場内における飲食、喫煙はご遠慮ください。
  • ●写真撮影、録画、録音等は一切禁止させて頂きます。
  • ●開演後のご入場は制限させて頂く場合がございます。
  • ●未就学児のご入場はご遠慮ください。
7/16(木)
18:30開演
(18:00開場)
会場 ルネこだいら 発売日3/26
席種 全席指定 6,000円
情報 約2時間休憩あり
7/17(金)
18:30開演
(18:00開場)
会場 なかのZERO 大ホール 発売日4/10
席種 全席指定 6,000円
情報 約2時間休憩あり
7/18(土)
16:00開演
(15:30開場)
会場 茅ヶ崎市民文化会館 発売日4/14
席種 全席指定 6,000円
情報 約2時間休憩あり
7/19(日)
13:00開演
(12:30開場)
会場 横浜みなとみらいホール 発売日4/10
席種 全席指定 6,500円
情報 約2時間休憩あり
7/20(月・祝)
12:30開演
(12:00開場)
会場 東京オペラシティ コンサートホール 発売日4/10
席種 全席指定 6,500円
情報 約2時間休憩あり
7/20(月・祝)
16:00開演
(15:30開場)
会場 東京オペラシティ コンサートホール 発売日4/10
席種 全席指定 6,500円
情報 約2時間休憩あり
全国日程はこちら
日時 公演会場/地域 問い合わせ先 発売日
7/16(木)
18:30開演
ルネこだいら
(東京都)

(公財)小平市文化振興財団

042-345-5111

3/26
7/17(金)
18:30開演
なかのZERO 大ホール
(東京都)

なかのZEROチケットセンター

03-3382-9990

4/10
7/18(土)
16:00開演
茅ヶ崎市民文化会館
(神奈川県)

茅ヶ崎市楽友協会

0467-82-3744

4/14
7/19(日)
13:00開演
横浜みなとみらいホール
(神奈川県)

神奈川芸術協会

045-453-5080

4/10
7/20(月・祝)
12:30開演
東京オペラシティ コンサートホール
(東京都)

光藍社チケットセンター

050-3776-6184

4/10
7/20(月・祝)
16:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
(東京都)

光藍社チケットセンター

050-3776-6184

4/10
7/22(水)
18:30開演
アクトシティ浜松 中ホール
(静岡県)

静岡放送(株)事業部

054-281-9010

4/13
7/24(金)
18:30開演
なら100年会館 大ホール
(奈良県)

otonowa

075-252-8255

4/10
7/25(土)
14:00開演
ザ・シンフォニーホール
(大阪府)

ABCチケットインフォメーション

06-6453-6000

3/22
7/26(日)
14:00開演
加古川市民会館 中ホール
(兵庫県)

加古川市民会館

079-424-5381

4/10