チェコ国立 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
チェコ国立 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
チェコ国立 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

チェコ国立 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団 

本公演は2013年11月2日から2013年11月17日まで開催しました。

祖国に根づいた想いを表現する柔らかく輝かしい音色。
チェコの名門オーケストラが奏でる「新世界」!

1892年9月下旬、コロンブスの新大陸発見400年祭で沸き立つアメリカ・ニューヨークに遥々プラハから一人の作曲家が三顧の礼を尽くして迎えられ、やって来た。ドヴォルザークだ。プラハから大好きな蒸気機関車を乗り継ぎドイツ北部の港町ブレーメンに、そこから大西洋を西に向かう客船で一路、新世界へ。現代なら飛行機で10時間ほどだが、行けども行けども海原の船旅では故郷チェコへの想いが一層強まったに違いない。というのも、ドヴォルザークの名声はすでに国際的になっていたが、本人はいつも農民の血が流れていることを意識していたし、日常生活のモットーは「神、愛、祖国」であったからだ。
ニューヨークではナショナル音楽院院長の要職にあり、その在任中に交響曲第9番「新世界より」が作曲された。大部分はニューヨークの豪華アパートで作曲されたが、総譜は中西部のアイオワ州にあるチェコ移民の居住地でまとめられたという。故郷の言葉が飛び交い、故郷の香りが身近に感じられる場所が必要だったのだろう。それは「新世界から、祖国へ向けての愛」の音楽となって結実した。
初演はニューヨークで行なわれ大成功だったが、その時の響きはドヴォルザークが頭に描いた音だったかは定かでない。ただ、故郷チェコのオーケストラが演奏したときに楽譜には表わすことのできない「故郷の響き、故郷の香り」が立ち登るはずだと、ふと、思うこともあっただろう。
2年ぶりにチェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団が来日し、全国で「新世界より」を演奏し、チェコの響き、チェコの香りを立ち登らせることになった。指揮は現代チェコを代表する指揮者レオシュ・スワロフスキー。ノイマン、コシュラーの薫陶を受けた正統派だ。
東京の公演ではドヴォルザークの「新世界より」を中心に、「運命」や「未完成」といった不朽の交響曲、近代チェコ音楽の源泉とも言えるスメタナの交響詩「モルダウ」、チェコ期待のトマーシュ・ヤムーニクが独奏を担うドヴォルザークの傑作「チェロ協奏曲」を交えたプログラムが演奏される。
チェコ伝統のしなやかな音で名曲を堪能できる公演の数々だ。

  • ※会場内における飲食、喫煙はご遠慮下さい。
  • ※写真撮影、録画、録音等は禁止させて頂きます。
  • ※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
  • ※開演後のご入場は制限させて頂く場合がございます。
  • ※都合により曲目が変更する場合もございます。ご了承下さい。

予定プログラム

Aプログラム

シューベルト 交響曲第7番「未完成」
Schubert: Symphony No.7 in B minor "Unfinished" D.759
ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
Beethoven: Symphony No.5 in C minor, Op.67
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
Dvořák: Symphony No.9 in E minor "From the New World" Op.95, B.178


Bプログラム

スメタナ 交響詩<わが祖国>より「モルダウ」
Smetana: The Moldau, from cycle of Symphonic Poems "My Fatherland"
ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
Beethoven: Symphony No.5 in C minor, Op.67
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
Dvořák: Symphony No.9 in E minor "From the New World" Op.95, B.178


Cプログラム

スメタナ 交響詩<わが祖国>より「モルダウ」
Smetana: The Moldau, from cycle of Symphonic Poems "My Fatherland"
ドヴォルザーク チェロ協奏曲
Dvořák: Cello Concerto in B minor, Op.104, B.191
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
Dvořák: Symphony No.9 in E minor "From the New World" Op.95, B.178

  • ※出演者、曲目、曲順はやむを得ない事情により一部変更になる場合がございます。予めご了承ください。

出演予定

  • レオシュ・スワロフスキー

    レオシュ・スワロフスキー(指揮者)

    プラハ音楽院でフルートを学んだ後、高名なヴァーツラフ・ノイマンの下で指揮を学び、チェコ国立歌劇場でズデニェク・コシュラーのアシスタントを務めた。1991年にカラヤン基金が授与され、ザルツブルグ音楽祭ではサー・ゲオルグ・ショルティ、クラウディオ・アバドのアシスタントを務め、国際モーツァルテウム財団からその年の最優秀若手指揮者に選ばれた。これまでプラハ室内歌劇場管弦楽団、ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ国立歌劇場などの首席指揮者を歴任。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ放響、ミュンヘン放響、シュトゥットガルト・フィル、東京都交響楽団、ザルツブルグ・モーツァルテウム・オーケストラ、ニュルンベルク・シンフォニカーなどに客演し好評を博している。

  • トマーシュ・ヤムニーク

    photo©ivanmaly.com

    トマーシュ・ヤムニーク(チェロ)

    チェコ共和国で教師の家庭に生まれ5歳からチェロを始める。2006年、若き日のロストロポーヴィチも優勝した由緒あるプラハの春国際音楽コンクールで最高位に輝いたのを皮切りに本格的なキャリアをスタートする。その後、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団など国内外のオーケストラと共演。近年はエリアフ・インバル指揮のチェコ・フィルとシューマンのチェロ協奏曲で共演し高い評価を受ける。
    活動の場を広げるため、ベルリンのカラヤン・アカデミーのオーディションを受け入学を認められる。2011年にはサイモン・ラトルの呼びかけで企画されたベルリン・フィルの室内楽コンサートに参加している。他にも巨匠レイフ・オヴェ・アンスネスとの共演でドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番を演奏した際、独紙ベルリナー・ツァイトゥング紙からは彼の演奏を"驚異的"と評された。ドヴォルザークの作品を収録したCDの制作にも積極的に取り組んでいる。

  • ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

    Brno Philharmonic Orchestraブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

    ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団は、チェコ共和国第二の都市ブルノを代表する半世紀以上の歴史を持つオーケストラである。多くの室内アンサンブルや合唱団を持ち、国際的な評価を得ている。
    ブルノ・フィルは1956年以降700回以上のコンサートをヨーロッパを中心に行っている。ヴァチカンでローマ法皇のためのコンサート(2000年)や、トヨタクラシックス(2004年)、ドイツのラインガウ音楽祭(2005年)にも出演し、2006年にはウィーンの楽友協会で公演を行い高い評価を得た。
    アンチェル、マッケラス、クルト、マズア、メニューイン、ミュンシュ、クーベリック、ロジェストベンスキーら、多くの世界的な指揮者が指導をしている。また、世界的なソリスト達、スヴャトスラフ・リヒテル、ブロンフマン、ヴィルヘルム・ケンプ、リル・ジョン、ジュリアン・ラクリン、エヴァ・ウルバノワらと共演している。
    チェコ国内では、年間約40回のコンサートを開き、同時にヤナーチェク劇場で開催されるコンサートシリーズにも参加している(年間約25回)。また、毎年ブルノ国際音楽祭に出場し、「プラハの春」フェスティバルにも定期的に参加している。ベルリン、ミュンヘンなどの音楽祭にも参加し、高い評価を得ている。

上演演目/公演日程

11/2(土)
15:00開演
(14:30開場)
会場 東京オペラシティ コンサートホール 発売日7/19
演目 Aプログラム
席種 S席 10,000円
A席 8,000円
B席 6,000円
C席 4,000円
情報 約2時間休憩ありメッセージカードを付ける事が可能です
11/4(月・祝)
14:00開演
(13:30開場)
会場 東京オペラシティ コンサートホール 発売日7/19
演目 Cプログラム
席種 S席 10,000円
A席 8,000円
B席 6,000円
C席 4,000円     
情報 約2時間休憩ありメッセージカードを付ける事が可能です
11/16(土)
14:00開演
(13:30開場)
会場 所沢市民文化センター ミューズ アークホール 発売日7/6
演目 Aプログラム
席種 S席 8,000円
A席 7,000円
B席 6,000円
P席 5,000円
情報 約2時間休憩ありメッセージカードを付ける事が可能です
11/17(日)
13:00開演
(12:30開場)
会場 横浜みなとみらいホール 発売日7/19
演目 Aプログラム
席種 S席 10,000円
A席 8,000円
B席 6,000円
C席 4,000円
情報 上演時間:約2時間休憩あり
全国日程はこちら

メッセージカードマーク:メッセージカードを付ける事が可能。

日時 公演会場/地域 演目 問い合わせ先 発売日
11/2(土)
15:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
(東京都)
Aプログラム

光藍社チケットセンター 

050-3776-6184

7/19
11/3(日)
14:00開演
キッセイ文化ホール
(長野県)
Cプログラム

オフィス・マユ

026-226-1001

7/26
11/4(月・祝)
14:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
(東京都)
Cプログラム

光藍社チケットセンター 

050-3776-6184

7/19
11/5(火)
19:00開演
武蔵野市民文化会館
(東京都)
Cプログラム

武蔵野文化事業団

0422-54-2011

7/25
11/7(木)
19:00開演
アクロス福岡
(福岡県)
Cプログラム

ヨランダオフィス・チケットセンター

0570-033-337

6/30
11/9(土)
14:00開演
岡山市民会館
(岡山県)
Cプログラム

岡山音協

086-224-6066

6/7
11/10(日)
14:00開演
ザ・シンフォニーホール
(大阪府)
Cプログラム

ABCチケットセンター

06-6453-6000

5/26
11/13(水)
18:30開演
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
(新潟県)
Bプログラム

新潟日報社企画事業部

025-385-7470

7/19
11/14(木)
18:30開演
東京エレクトロンホール宮城
(宮城県)
Bプログラム

河北チケットセンター

022-211-1189

7/6
11/15(金)
19:00開演
きゅりあん
(東京都)
Bプログラム

チケットセンター CURIA(キュリア)

03-5479-4140

8/10
11/16(土)
14:00開演
所沢市民文化センター ミューズ アークホール
(埼玉県)
Aプログラム

光藍社チケットセンター 

050-3776-6184

7/6
11/17(日)
13:00開演
横浜みなとみらいホール
(神奈川県)
Aプログラム

神奈川芸術協会

045-453-5080

7/19