クリスマス・スペシャル・クラシックス ~メサイア、第九&アヴェ・マリア~

クリスマス・スペシャル・クラシックス ~メサイア、第九&アヴェ・マリア~

本公演は2014年12月21日に開催しました。

ステージが熱い音で満たされる!2014年の最後を飾る、
大編成の演奏に心が震え感動に包まれるクリスマス・コンサート!!

 今年もあの「特別な一日」がやってくる。ステージいっぱいに広がる、大編成のオーケストラ、大合唱団、そして4人の名歌手が織りなす「溢れんばかりの音楽」と「底知れぬ感動」に包まれるビッグコンサートだ。
 クラシックの大曲を全曲通して聴くのは、時に、体力や覚悟や集中力が必要だったりするものだが、「あの楽曲だけを聴きたい」「有名な場面だけを楽しみたい」と思うのはよくあることで、そうした「いいとこ取り」を集めてしまったのがこの「特別な一日」なのだ。それは決して大曲に向かうことからの逃避ではなく、むしろ作品への熱いオマージュ(敬意)の表れと考えたい。
 クリスマスシーズンに入り年末が近づくと、どうしても音楽ファンはヘンデルの「メサイヤ」や大作曲家たちが心を込めて音にした「アヴェ・マリア」、そしてベートーヴェンの「第九」が聴きたくなってしまう。とりわけ、「ハレルヤ・コーラス」や「歓喜の歌」は「12月だからこそ、あのメロディー部分をすぐ聴きたい」と思ってしまう音楽だ。それを一日で、しかもヨーロッパ第一級のオーケストラとソリストを中心とした演奏で、という欲張りな願いを叶えたのがこのコンサートだ。
 ウクライナ国立歌劇場管弦楽団は、音楽大国ウクライナ最高峰のオーケストラ。ソ連統治下にあって、名だたる音楽家がウクライナ出身だったことは周知の事実だが、彼らはその才能の豊かさを、今に受け継いでいる。その名の通り、このオーケストラは常日頃からオペラやバレエ上演の中心となり、コンサートでも人々に感動を与えている。今回の「クリスマス・スペシャル・クラシックス」のプログラムは弾き込んだ作品ばかりで、彼らの実力の高さが十二分に発揮されるのは間違いのないところだ。
 圧倒的音量で、次々と登場する、だれもが知っている、だれもが聴きたいと願う名曲の数々。あなたの心に熱いものが去来するクリスマスの思い出になるだろう。

予定プログラム

グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー バレエ「くるみ割り人形」より“行進曲”“金平糖の踊り”“花のワルツ”ほか
ワーグナー 歌劇「ローエングリン」より“第3幕への前奏曲”“結婚行進曲”
ヴェルディ 歌劇「アイーダ」より“凱旋行進曲”
ヘンデル オラトリオ「メサイア」より“ハレルヤ・コーラス”
シューベルト アヴェ・マリア
ベートーヴェン 交響曲第9番より第4楽章“歓喜の歌”
ほか  
  • ※未就学児のご入場はご遠慮ください。
  • ※出演者、曲目等は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

出演予定

  • Mykola Diadiuraミコラ・ジャジューラ(指揮)

      チャイコフスキー記念キエフ国立高等音楽院を卒業(1987年、R.コフマン教授のクラス)。1986年から88年にかけてロシアのオムスク交響楽団の首席指揮者をつとめる。1989年ウクライナ国立歌劇場の指揮者に就任、ロッシーニの歌劇「セヴィリアの理髪師」、などを指揮する。
      1996年から、ウクライナ国立歌劇場の指揮者と同時に、ウクライナ国立フィルハーモニーの首席指揮者および芸術監督の地位にある。
      ウクライナの指揮者のなかでも若い世代の代表的な存在。熟練した技術をそなえた偉大な才能と、組織のリーダーとしての素質を兼ね備えている。

    ミコラ・ジャジューラ
  • リリア・フレヴツォヴァ

    リリア・フレヴツォヴァ
    (ソプラノ)

  • アンジェリーナ・シヴァチカ

    アンジェリーナ・シヴァチカ
    (メゾソプラノ)

  • アンドリィ・ロマネンコ

    アンドリィ・ロマネンコ
    (テノール)

  • セルヒィ・コヴニル

    セルヒィ・コヴニル
    (バリトン)

  • ウクライナ国立歌劇場合唱団

     キエフ初の公的な歌劇場として東欧の音楽史に名を刻む活躍を遂げてきた、名歌劇場の専属合唱団。劇場の創立は19世紀にさかのぼり、チャイコフスキーをはじめとした多くの東欧の音楽家たちがこの劇場の素晴らしさに感銘を受け、その実力は高く評価された。劇場のレパートリーは幅広く、合唱団員の大多数がウクライナの名門音楽大学出身の歌手から成り、オペラ劇場としてその名を不動の地位とするに相応しい活動を続けている。

  • Ukraine National Opera Orchestraウクライナ国立歌劇場管弦楽団

     ウクライナ国立歌劇場管弦楽団は1834年の誕生以来の歴史と伝統を誇り、世界各地で演奏を行っている。1880年代に劇場はチャイコフスキーを招いて、オペラ『スペードの女王』『エフゲニー・オネーギン』などを上演し、成功をおさめる。1891年にはチャイコフスキー自身の指揮で彼の作品を上演し、劇場に対して、キーロフ劇場やボリショイ劇場に続く劇場として褒め称えた。そのほか、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフ、グリエール、グラズノフ、ショスタコーヴィチなど錚々たる作曲家がこのオーケストラを指揮している。
     近年はチャイコフスキー、ムソルグスキー、ヴェルディ、プッチーニなどのオペラ、チャイコフスキーのバレエ、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーなどの交響曲を演奏。オイストラフ、ギレリスなどの巨匠とも共演している。
     ドイツ、フランス、ポーランド、スイス、オランダ、スペイン、ユーゴスラビア、ルーマニア、ブルガリア、チェコなど各地で公演を行い、好評を博す。2013年よりミコラ・ジャジューラが首席指揮者に就任し、その更なる活躍に期待が寄せられている。

公演日程

[ご注意とお願い]

  • ●会場内における飲食、喫煙はご遠慮下さい。
  • ●写真撮影、録画、録音等は禁止させて頂きます。
  • ●未就学児童のご入場はお断りいたします。
  • ●開演後のご入場は制限させて頂く場合がごさいます。
  • ●都合により曲目が変更する場合がごさいます。ご了承ください。
12/21(日)
14:00開演
(13:15開場)
会場 東京国際フォーラム ホールA 発売日8/29
席種 S席 11,000円
A席 9,000円
B席 7,000円
情報 約2時間休憩ありメッセージカードを付ける事が可能です